クセ強めの捜査班 「パリ警視庁迷宮捜査班」

海外ドラマを観たことはありますか? 

わたしはアメリカのドラマで、刑事ものが大好きです。

ミステリやサスペンス系が多いでしょうか。

最近の日本の刑事ドラマもシリーズ化するようになりましたが、アメリカのドラマは大体シーズン10作前後ありますよね。

登場人物のライフステージの変化も観ていて楽しいです。

 

海外のドラマを観ていると、日本との文化の違いをよく感じます。

ドラマよりも小説の方が文章で登場人物の心情や嗜好、舞台背景などが細かく描かれている分日本との違いは顕著に感じるような気がしています。

 

 今回の舞台はフランス。パリ警視庁です。

 

パリ警視庁迷宮捜査班

パリ警視庁迷宮捜査班 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

パリ警視庁迷宮捜査班 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

 

 

今回の主人公は、元エリート警視正

「元」がつくのは、過去の捜査で問題を起こして停職中のため。

そのためにパートナーとも別れてしまい、どん底の状態にいる中、上司から呼び出され新規立ち上げた部署での復職を命じられます。

 

しかも新しい部署のメンバーはクセ強め(´-ω-`)

自分を定停職に追い込んだ捜査官、死神扱いされて恐れられている刑事、自分の周りをネタに売れっ子小説家になった女性刑事、アル中の老刑事、ギャンブル依存症、スピード狂にパンチドランカーの元サイバー捜査官・・・などなど。

しかも与えられた部屋は、もう倉庫じゃないの?と突っ込みたくなる有様です。

左遷だよね?と普通はガッカリしてしまうわけですが、カぺスタンは諦めない。

ガンガン捜査を始めます。

過去の気になる未解決事件をピックアップして、再捜査をしていきます。

捜査を進めていく内に別々だと思われていた事件が繋がり、さらなる殺人事件が起こってしまいます。

 

最初はバラバラな感じがしていたメンバーも、最終的には一体化となって事件に取り組んでいきます。

個々に問題を抱えていますが、それぞれに魅力的なキャラクターです。

左遷されてしまっても、そこで諦めずに(カペスタンがそうさせないように頑張るわけです)それぞれの持ち味に応じた仕事をしっかりとこなしていきます。

 

事件が最終局面に向かいつつある…そんな時、ひとつの疑惑が浮上してきます。

捜査と並行して疑惑の調査も始めていきます。ここら辺からのチームワークは素晴らしいです。

序盤に出てこない刑事たちも、終盤でちょこっと活躍してくれます。

 

部下の能力を発揮させ、やる気を引き出し、求心力もある。

カぺスタンは、まさに理想の上司です。

彼女が根気強く、サバサバした性格なのも好感が持てました。

かと言って、ものすごくメンタルが強いわけでもないです。仕事での失態後に離婚したことは彼女にとって大ダメージでした。

苦境とも思える状況をチャンスと捉えて進む姿も「仕事出来る人」でしたね。

テンポよく進んでいくストーリーは、読んでいてもわくわくしました。

伏線も適度にあり「ここでつながるのね!」となるのも心地よいです。

 

作中には、カペスタンが飼っている猫や同僚刑事が飼っている犬も出てくるのでペット好きな人は嬉しいはず。

 

さらに!

喜ばしいことに、続編ができるそうなんですよ!

楽しみです(*´ω`*)

 

食感も楽しく美味しい!クッキークルのレシピ

お菓子やパンを作るのが大好き。

たまのお菓子は生クリームたっぷりのケーキも作ったりしますが、日常的におやつとして食べるお菓子はいかに手軽に、時間をかけずに作れるか重視です。

 

その中で一番、自分に合ったものが「焼菓子」でした。

 

 

埼玉に実店舗がある「クル」のレシピ本です。

食感にこだわったクルのクッキー。

お店もシンプルながら、とーってもおしゃれなんですよ。

近所にあったら常連客になる自信があります!!(-ω-)

 

作り方がイラストになっていて、とっても可愛らしいんですよ。

中野直子さんデザインのキャラクター「ふーさん」が作っています。

クルの店主の方が大好きで、出張勤務という形で、包装やショップカードなどに登場しているようですね。

 

このレシピ本のクッキーは、オイルクッキーとバタークッキーの2種類があります。

どちらも美味しいです。

オイルクッキーは、軽い口当たりと食感が楽しめます。型抜きも、バタークッキーよりも楽です。(バターはあまりこねているとベタベタになるのでちょっと手間です)

 

バタークッキーは何と言っても風味が素晴らしいですよね。

わたしは発酵バターで作るのが大好きです。

しかしながら、カロリーも気になるのし、作って食べる手軽さから日常的にはオイルクッキーしか作ってないですねー(*´ω`*)

お菓子作り初心者さんなら、まずはオイルクッキーから作ってみてはいかがでしょうか?生地がベタつかずにまとめやすいです。

 

さっそく作ってみました。

今回はほろっしゅわわな食感ものは作ってません。(作ってから気付きました・・・)

足らない材料などは代用したり・・・クッキーの名称やレシピに正確でない部分もありますのでご了承ください。

シナモンのクッキー

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アーモンドプードルが足らなくて、半分を粉末のピーナツで代用しました。

ナッツ感が強くなりますが、アーモンドプードルがない場合は粉末ピーナツで代用することが多いです。

ザクザクの食感がとてもいい感じ♪

ナッツの香ばしさとシナモンシュガーの風味がとっても良く合いました。

生地を伸ばして切るだけなので、作るのも簡単です。

 

クッキーは、焼時間が大事です。焼が足らないとサクサクにならないし、焼きすぎると焦げてしまいます。

各家庭のオーブンによってクセがあるので、こればかりは様子を見ながらの方がいいと思います。

 

みそのクッキー


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レシピでは「黒糖は粗いものはふるいにかけて」とあったのにもかかわらず、面倒だったのでそのまま使った結果・・・・

黒糖の水玉模様が!!(;゚Д゚)

 

ただ、この黒糖のカタマリが自分には逆に美味しかったので、結果オーライでした。

塩気と甘味のコントラストが際立ちましたね。

実際のクルのクッキーは均一でキレイですよ!(念のため)

お味噌と黒糖が絶妙な相性ですね。

以前、味噌パンを作ったことがあったのですが、こちらはそのクッキーバージョン。

甘じょっぱい味がたまりません。

ついつい手が出て止まらないクッキーでした。

 

ココナッツクッキー


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粉末のココナッツを使うのですが、材料が足りずにココナッツファインと半々にして作ってあります。

粉末じゃないと、型抜きが厳しい(-"-)・・・反面、食感がとても良かった。

実は家族に一番人気があったのが、このクッキー。

ココナッツの風味とザックザクな食感がとても美味しい。

このクッキーはしっかり焼いてカリカリ感を出した方がいいと思います。

今回、焼きが甘くて、2度焼きしてます。

 

最後はバタークッキーです。

こちらはバター入りでも控えめな量で作りやすいですね。

 

チョコチップクッキー


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家にあったミルクチョコを刻んで入れました。

型抜きしないクッキーなので、とっても作りやすかった。

初心者さんでも安心して作れますし、お子さんと作るにもおススメなレシピです。

 

 

全体的に作りやすいレシピでした。

ただ材料に関しては、地方のスーパーでは手に入りづらいものもありますね。

その時は通販もアリかなぁと思います★

 

さくほろっしゅわわなゆかいなおやつ (OYATSU BOOk)

さくほろっしゅわわなゆかいなおやつ (OYATSU BOOk)

 

 

 

 

 

おやきの教科書は、本気で教科書でした!

皆さんは「おやき」知ってますか?

長野の方に行くと、道の駅や高速のSAなどでも売っている伝統食です。

日本は主食が米です。

でも地域によっては稲作に不向きな土地もあります。

そういった所に住んでいる人たちは米の代わりに蕎麦や粉ものを使って主食としていました。

 

長野に旅行に行ったときに食べた、高菜のおやきの味がいまだに忘れられないんです。

本当に美味しかった(*^▽^*)

家に帰ってから作ってみましたが、ちょっと不満な部分もあって。

この不満を解消できそうな本を見つけました★

 

おやきの教科書 

おやきの教科書

おやきの教科書

 

 

本当に教科書と呼ぶのに相応しいボリュームです。

基本的な材料は粉とぬるま湯 。

粉の種類(強力粉、中力粉、白玉粉)やイーストやベーキングパウダーとの組み合わせ

調理方法(焼く、蒸す、焼いて蒸す、揚げる等々)

これらによって、食感が全然違ってくるんですよね。

その他、片栗粉やご飯を練り込んだバージョンもあります。 

 

レシピは10個分です。

わたしのおススメは、「再加熱しても美味しい」とあるものです。

一気に食べれるならともかく、時間がたってから食べる場合は堅いと美味しくないし、温かい方が食べやすいので。

余ったら冷凍するという手もあります。

もちろん、レンジを使えばどのタイプも温かく食べれますけどやはり硬さは違ってきます。

 

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具を入れる前の、丸めた状態です。

わたしはパン作りもしているので、慣れた作業でした。

作り慣れていない場合は、事前に工程をしっかりチェックした方がスムーズに作業することができます。

写真多めで説明してあるので、分かりやすいです。

ただこればっかりは個人差が出てしまうので、あとはひたすら数をこなしてなれるしかないかなと思います。

なので1度失敗しても、諦めないで欲しいです。

 

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蒸しタイプです。

普段、あまり使わない蒸器。今回は活躍してくれました(*´з`)

 

生地は白玉粉入りのものを作りました。

中身は粒あんです。

 


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蒸し上がったら、すぐにラップに包むよう書いてあったので、熱と格闘しながらラップ包み(=_=)

ヤケドしないように、気を付けて作業してください。

わたしは菜箸を使いました。

 

熱々の状態でラップをしたので、表面は乾燥せずにしっとり。

冷めてもモッチリで美味しい!

これは、うちのおやつとして定番化しても良いと思うほど。

 


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こちらは焼き生地。

 

ちっさ!!(;゚Д゚)

 

そうです・・・一口サイズです。

何故なら、具がなくて焼売を入れたから。

まあ、こんなアレンジがあっても良いかなと。

 

生地はイーストを入れているのでパン生地っぽいです。

蒸し焼きしないで、焼くだけなのでパン生地の方が生地が柔らかく仕上がるのではないかと思いこの生地をチョイス。

 


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予想以上に美味しいです!

 

表面がカリカリで、香ばしい。

 焼売(ほうれん草なので緑色しています)との相性も良い!

蒸しタイプと全然食感が違います。

 

レシピでは、具の種類もとても多かったです。

バリエーションが豊かなのは、楽しいですね。作り甲斐もあるし。

自分が考えないような具材もありました。

おやきの具にしないで、おかずにできそうだな・・・というのもあって便利です。

 

今回は材料がなかったため、焼売にしてしまいましたが冷蔵庫の残り物や、ハムやソーセージ、チーズなどを入れてアレンジしても美味しく食べれます。

具のアレンジは無限大にできますし、おやつとしても良いし、スープなどの汁物もつければしっかりとお食事にもできちゃいます。

マイレシピの一つに加えておいても損はないですね★

 

 

ヨガを始めてみたい方はここから始めてみて欲しいヨガ本

皆さんは、なにかスポーツをやっていますか?

わたしは全然です(=_=) 

お出かけは好きですが、アクティブにスポーツをするタイプではないです。

 

家にいて身体を鍛える。

しかも狭いスペースでも大丈夫。

この二つをクリアしないと、継続できない(←ワガママ)

探せば、わりと自宅で出来る運動ってあるものですよね。

ピラティス、エアロビ、太極拳踏み台昇降運動・・・・

そしてヨガ(*´з`)

 

以前、テレビで紹介されていたヨガクリエイターのayaさん。

流れるような、ヨガの動きにすっかり魅了されてしまいました。

留学先で事故に合い、リハビリに勧められたのがヨガとの出会いなのだそう。

MAXの体重から31キロも体重を落としたこともあるというのは、凄いです。

ただ、理想としているものとは違うということで、現在はそこから体重を増やして(それでも痩せてます!)さらにキープされているのが素晴らしいですね。

 

そんなayaさんの30日のヨガプログラムです。

一生に一度のパーフェクトなカラダに出会う30日

一生に一度のパーフェクトなカラダに出会う30日

一生に一度のパーフェクトなカラダに出会う30日

 

 

無駄な肉がなく引き締まった姿に惚れ惚れですよね。

全編ヨガのプログラムなわけでなく、美しいカラダづくりをするためのスキンケアや食生活のことなども書かれています。

エッセイのような感覚で読めるので、こうしなければいけない!とかああしなくてはダメだなどの強制感もなく楽しく読み進めることができます。

 

やる気がなくなってくると、読み直してモチベーションをあげたり。

実はayaさんのInstagramもフォローしております( *´艸`)

ヨガの動画がアップされていたりするので、実際の流れるような動きを見ることができますよ。

 

今までヨガの本は何冊か買ってはみたものの、イマイチ理解しづらくて途中で断念してしまったことがあったんです。

そういう意味で、この本はヨガを始めやすいかなと感じました。

 

ゆるくスタートできる

初心者でもはじめやすく、カラダが変わる効果の出やすいポーズが厳選されているそうです。

実際、無理なく出来るポーズから難易度高めのポーズまでありました。

難しいポーズはカットしても良く、全プログラム行わなくてもOK。

 

続けてやると、出来るポーズが増える

毎日続けてやっていたら、最初は辛かったポーズがスムーズになってきました。

初めは呼吸を意識する余裕がなかったのに、吸う、吐くをキチンと行えるようになり、呼吸を意識することができるまでに。

出来ないポーズができるようになるのは、効果が出てきてしっかり前進しているのを感じられて嬉しいです。

ポーズに慣れてきたら、本を再読。そうすることによって、正しいポーズをしっかりと確認できます。

 

30日挑戦してみて、すごく痩せたか?と言われると、劇的に痩せてはいません。

体調によっては毎日継続していない時もありますし、さぼってしまうこともありました。真面目にやっていませんが、お腹周りは少しずつスッキリしてきています。

緩やかにボディラインに変化はありました。

 

個人的な感想としては、始めてみて良かったなとすごく思います。

ハッキリ分かるほど痩せてはいませんが、嬉しい効果はありました。

まず、股関節の可動域が広くなったこと。

これによって、日常的な動作がとても楽になったし腰痛も良くなりました。

そして肩こりの解消

肩甲骨まわりをじっくり動かすようになったからか、首や肩周りの肩こりが解消されました。

ただ、サボると元に戻るので継続的に行うのが重要なんですよね。

「あれ?腰が痛いな」とか「肩凝ってる」という時は、大体ヨガをサボってるので。

 

継続的に行うコツとして、わたしの場合はちょっとしたスキマ時間にやっています。

満腹の時間帯を避けて、2~3ポーズくらいです。

わりとゆるい感じです。

時間がある時はしっかりと行っていますが、結局はヨガを習慣化させるのが大事かなと思います。

 

 

 

簡単だけどしっかり朝ごはんを食べたい人はこの本がおススメ

 大好きな映画「かもめ食堂

出てくる食べ物がもう美味しそうで観ながらお腹空いて仕方なったです。

おにぎり、豚の生姜焼き、焼鮭、とんかつ・・・

豪華ではなく、どちらかと言えば定番のメニューなのに、すごく食べたい!という

気持ちにさせられました。

料理を作っているシーンからすでにいい匂いが漂ってきそう。

この映画のフードスタイリストの飯島奈美さん。

ここまでお腹がグーって鳴ってしまうのは、飯島さんの力が大きいと思います。

 

飯島さんの仕事ぶりは、他の本に詳しく載っていますのでまた別の機会に

ご紹介できたらと思います。

今回は朝ごはんをテーマにしたレシピ本です。

 

朝ごはんの献立-12のシーンとおいしいごはん

朝ごはんの献立-12のシーンとおいしいごはん

朝ごはんの献立-12のシーンとおいしいごはん

 

 

毎日、食べるからこそ美味しく食べたい朝ごはん。

わたしは朝ごはん、しっかり食べる派です。

ただ毎回栄養バランスを考えた献立とはいかず、かなり偏ったジャンクな朝ごはんの

時もあったり・・・(*´з`)

 

飯島さんの献立は、煮る、焼く、和えるなど調理法も変える工夫が

されています。

しっかり考えられた献立です。

 

材料の関係でまったく同じ献立を作れなかったのですが、副菜や主菜として単品で

作ってみました。

献立全てを作るのはハードルが高いという方もいるかもしれませんね。

まずは1品作ってみるのも、アリではないかと。

作り慣れたら献立に挑戦するのも良し、朝ごはん以外で食べるも良しだと思います。

 

いわしのごま酢煮

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あまり見た目良くない・・・(;^ω^)

ですが美味しかったんですよ!!

すりゴマってこんな風にも使えるんだなぁと目からウロコ。

酢とありますが、これがさりげない量なのにしっかりアクセントになっているんです。

 

手の込んだように感じますが、実はこの煮物は10分ちょっとで完成してしまうという

優れものなのです!

煮ている間に他の事ができるのも便利なレシピだと思います。

 

かぶの梅ゆかり和え


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朝からさっぱりとした和え物はご飯がすすみますね。

色もキレイだし。

副菜にさっぱりしたものがあるといいですよね。

昔ながらの酸っぱい梅干しで作りましたが、個人的にはハチミツ漬けの甘味がある

梅干しの方が好みかなと思いました。

塩加減は個人差があると思うので、好みの梅干しで作ってみてはいかがでしょうか。

 

細かく刻んでおにぎりにしても美味しいかなと思いました。

 

卵巻きおにぎり


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これが美味しかった!

奄美の郷土料理に卵巻おにぎりがありますが、こちらは中身がちょっと違います。

さっぱり系。

卵のまろやかさと酸味のバランスが良く、何個でも食べれちゃう。

 

 

ただ、作り方が薄焼き卵を等分するのがやり辛かったので計量カップを使いました。

イノマタ化学 ミニ計量カップ 50mL 1095

イノマタ化学 ミニ計量カップ 50mL 1095

 

 ちなみにわたしはこちらのミニ計量カップを使いました。

卵Mサイズ1個で、大体大さじ1強くらいです。

フライパンにも注ぎやすいので、便利ですよ(*'▽')

余談ですが、この計量カップはタレやドレッシングを作るのにも活躍してくれます。

 

たまねぎのスープ


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塩昆布が入っているスープ。

作中には手作りの塩昆布が出てくるのですが、こちらは市販品を使用しました。

塩昆布もこういう使い方あるんだなぁと思いました。

すごく美味しかったんですよ。

昆布が入るのと入らないのではこんなに違うんだ!って感じです。

 

時間がない朝は、ご飯を投入してスープご飯で食べても美味しい。

 

この他にも、チーズフレンチトースト、オレンジティーなど美味しそうなレシピが

載っています。

また、だし醬油、塩昆布の調味料や、ちょっとした常備菜のレシピもあるのも良いなぁと感じました。

しかも飯島さんがお仕事で行った海外の朝ご飯や築地の朝ご飯が紹介されていて

「うわぁー美味しそう(*´ω`*)」とまたまたお腹が減ってしまうのでした。

 

洋菓子が満載!甘党な人にオススメの一冊。

本を読むと、主人公に共感したり応援したりすることが多いです。

登場人物が魅力的だと、やはり読んでいても楽しいし、面白いです。

キャラが好きでシリーズを読破したいと思ってしまうこともあります。

 

今回は、まったく逆と言いますか・・・・初めての経験をしました。

そういった意味では良い出会いをしたのではないかなぁと思います。

 

西洋洋菓子店プティ・フール 

西洋菓子店プティ・フール (文春文庫)

西洋菓子店プティ・フール (文春文庫)

 

 

この物語の舞台は、パティシエである亜樹が働く、祖父の洋菓子店。

祖父のお店は昔ながらの商店街にあるケーキ屋さんです。

それを取り巻く人々の連作短編集です。

非常に読みやすく、登場人物も魅力的です。

出てくるお菓子もとっても美味しそうで「シュークリーム食べたい」と

つい思ってしまうくらい。

サクサクシューも好きですが、毎日食べたいのはクリームたっぷりで生地が

しっとりした昔ながらのシュークリーム。

作中で言えば、亜樹のではなくおじいちゃんの方。

洋菓子を作る工程も、甘い香りが漂ってきそうでお腹すきます・・・(´;ω;`)

 

自分の商品が定番化しないという焦りもあり、いろいろとやらかしてしまう亜樹

商品が売れずに材料がたっぷり残ってしまったりします。

これに関しては、元同僚の澄孝も責任があると思うんですよね。

彼は、見た目やイメージが先行してしまい本質を見ていない残念さが

あります。若さゆえなのですが。

気に入られたい気持ちも半分、勉強半分で色々なお店のスイーツを買ってきては

亜樹と試食しています。

参考として、勉強するならいいです。刺激を受けるのは大事ですよね。

でも真似しちゃうんですよ。

お店の雰囲気も無視しちゃっているのもどうかと思うし。

うーん・・・って感じです。

むしろサービス(接客そのもの)を真似した方が絶対いいのに。

 

そしてわたし的に最大のやらかしをしてしまう亜樹。

 

高熱で仕事を休んで寝ている恋人に試作品のガトーショコラを

食べさせるような女はいかがなものか?

 

この場合、職人気質とかは全く関係ありません。

人としてどうか、です。

気持ち悪いかもしれないし、喉が荒れているかもしれない。

お腹を壊しているかもしれない。

ガトーショコラって濃厚なんですよ。

病気の時に食べたい人って稀です。

そういった事を全て無視し、自分の試作品で頭が一杯の亜樹

前に食べれなかったのは、こういう作り方してないからなどと

的外れなことを言い出す。

 

ああ、この子は最低だなぁ・・・って思ってしまいましたね(=_=)

真面目なのも、職人気質も良いと思います。一生懸命、プライドを持って

仕事に向き合うのも素晴らしいです。

ただ、サービス業である以上、食べてもらう人、自分の目の前にいる人を

無視してしまうと、ただの自己満足になってしまうんです。

サービス業でなくても提供する形であれば同じですね。

 

その後、祖父から諭されたり自分で少し気づくこともあり・・・

作中、数回しか登場しないおばあちゃんが意外なキーパーソンでして。

心の底から「グッジョブ!!」となります。

 

少し良い方向に向かうかな、成長していけそうかな・・・というところで

物語は終わります。

最後の方で留飲はさがりましたが、亜樹の印象が悪いまま終わるという

主人公が好きじゃないなんて、初めての経験をしました。

 

亜樹のことが好きではなくても、続編が出たら必ず読んでしまうだろうなと

思います。それくらい、ストーリーは面白かったです。

人が成長していく過程や前に進んでいくのを、自然に表現しているのも

良かったです。

シュークリームをお供にどうぞ★

 

 

西洋菓子店プティ・フール

西洋菓子店プティ・フール

 

 

猫好きさんにおススメの時代小説

時代小説、読んだことありますか?

わたしは子供の頃、よく祖父と一緒に時代劇を観ていました。

その頃の(今もそうかもしれませんが)時代ものは勧善懲悪が基本で

悪者は最後には懲らしめられるので、スッキリした気持ちで見終わることが

できます。

 

時代小説も、ハードボイルド系からほっこり系までさまざまあります。

当時の文化、生活習慣、身分制度などが分からないと何故そういう風習なのか

疑問に思うこともありますね。

特に武士社会になると、役職などが複雑です。

 そういった場合はほっこり系の時代小説から読み始めるとスッと入ってきます。

 

今回、ご紹介するのはほっこり系ホラー時代小説。

あまり江戸時代の慣習等は出てこないので、読みやすいと思います。

猫が好きな方は、さらにたまらないですよ。

 

小道具屋 皆塵堂

古道具屋 皆塵堂

古道具屋 皆塵堂

 

 

小道具屋の長男である主人公の太一郎は、跡目を継ぐことなく職人として

修行していました。

跡取りの弟の急死によって、家業を継ぐべく実家に戻ってきたところから

物語は始まります。

 

今と違って、商売に限らず家督を継ぐのは長男と決まっている時代です。

長男であるにもかかわらず、外に出ていることが何かありそうですが・・・

なんと太一郎、幽霊が見えてしまう体質。

 

そのせいで、実家とも確執があるようで、父親との関係もうまくいっていません。

跡を継ぐため、同じ古物商の皆塵堂へ奉公に出ることになります。

この皆塵堂を舞台に、さまざまな事件が起こっていきます。

 

主人公の太一郎を始め、主人の伊平次や小僧の峯吉、幼なじみの巳之助、そして

大家の清左衛門、キャラが立っていて面白いんです。

伊平次はとにかく釣りが好きで、釣りが生活の中心。

峯吉は小僧とありますが、影の店長と言って良いです。

巳之助・・・働き者で裏表がなく見ていて気持ち良いですが、ちょっとおバカな

感じでしょうか。

大家の清左衛門さんは、面倒見の良いおじいちゃんですね。

 

そして鮪助。

「まぐろ助」と書いてシビスケと読みます。

皆塵堂をねぐらにしている近隣のボス三毛猫。

この子も幽霊を察知できる能力を持っています。

 

最初は、現れる幽霊を皆で協力して撃退するのかな?と思っていたのですが

太一郎自身は幽霊が見えることを認めていないので、一人で解決していきます。

ちょっとね、今まで幽霊のせいで嫌な思いをたくさんしてきたせいで、本人は

色々思う所があるんですね。

 

最終的には周りがサポートするようになりますが、一人での働きが丁寧だし

太一郎は刑事に向いている!と思いましたね(*´ω`*)

 

登場人物が魅力的なので、どんどん惹き込まれて読んでしまいます。

この巻では、太一郎の過去が明らかになっていきます。

何故、幽霊が見えてしまうのか、何故、猫や水を怖がっているのか・・・

伊平次の助けもあり、最後はうまく自分と向き合うことができる太一郎。

読み終わると「いや~良かった」と思いました。

 

そして・・・

第一作「小道具屋 皆塵堂」を皮切りにシリーズを追うごとに、どんどん・・・

どんどん 猫が増えていくんですっ(=゚ω゚)

我が家でも三毛猫を飼っているので、作中に猫が出てくると「可愛らしい」と

(・∀・)ニヤニヤ状態です。