芸人のヒロシさん。
好きな芸人さんです。
今はソロキャンプで有名ですが、テレビに出始めの頃からずっと好きです。
彼のネタは自分的にドハマりしていて、いまだに大好きで飽きずに見ていられる。
テレビに出なくなってからも、たまに出た2時間ドラマの刑事役や釣り番組も見てましたし、YouTubeはチャンネル登録しているし、Instagramもフォローしてます。
そこまで好きなくせに、彼の書籍は1冊も読んだことがなかった(*´Д`)
いくら好きな芸能人でも、読みづらい文体で「無理っ」となってしまったことが今まで幾度もあったせいで手を出しづらくなっています。
今回、この本と出合ったのはひとりというキーワードで検索してみた結果でして。
ヒロシさんの書籍から探したのではありませんでした(ファンなくせに)
ひとりで生きていく
最初はエッセイかしら?と思って読み始めたんです。
ざーっくりとしたジャンルで言えばエッセイなのですが、実体験をもとにしたシングルライフのススメみたいな感じです。
シングルがいいよ、気ままで。
だからみんなシングルになろうよ!
っていう内容ではありません。
シングルライフが性に合っているのに、無理して周りに合わせて生きる必要はないですよということです。
そしてシングルライフを満喫するためにヒロシさんが実践したことや考え方などのアドバイスが綴られています。
一般的にシングルのデメリットと思われていることもしっかり払拭されていました。
この実体験が赤裸々すぎてすごいですね。
風俗通いなども、かなりオープンに語られています。
死に際の欲望などは、人によってはドン引きしそうです。
紆余曲折、失敗しながらも辿り着いたのは無理をしないというかしこい生き方だと思います。
心身に負担をかけるような働き方や生活をするとダメージから回復するのに思いのほか時間を取られてしまうんです。
特に年齢を重ねていくと実感できるのですが、ホルモンバランスが崩れやすい。
崩れるといろいろなところに支障がくるんですよね(*´Д`)
ヒロシさん自身も仕事のプレッシャーで鬱病やパニック障害になられた経験を持っているからこそ、うまく逃げる術を持つべきだと言っているのだと思います。
ここまで読むと、暗くて重い本なのかなと思われるかもしれませんが・・・
悲壮感などは全くありません。
ただひたすら淡々と語られているのです。
それはヒロシさんがありのままの自分を受け入れているからだと思います。
人の価値観や考え方は千差万別なので、この本を読んでも理解できないなぁという人もいるでしょう。
それはそれでいいんです。
わたしは同じ感覚の人がこんなところにいたなぁと「ホントそうだよねぇ」と思いながら読んでいました。
なので、あー面白かった!と思える1冊でした。
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