★レビュー★古書店カフェすみれ屋と悩める書店員

皆さんは、本好きですか?

 

わたしは大好きです!

このブログを作っている時点で言わずもがな・・・(*´з`)ですけれども。

小さい頃から本はよく読んでいました。

そういう意味では、子供の頃に絵本を定期購入してくれていた親にも感謝ですね。

本が好きになったきっかけはそこからだったと思います。

 

一時期、電子書籍を読むことが多くなっていましたが、今は電子書籍は漫画が多くなりました。(予約購入して、発売日にダウンロードできる便利さ!)

電子書籍はかさばらないし、端末にたくさん保存してライブラリとして使える等々・・・便利な面もたくさんあります。

 

一方、紙の本は保管するのに場所を取られるし、持ち運ぶのも電子書籍ほどお手軽ではありません。

保管状態が悪ければ当然劣化もしちゃいます。

でも紙の本の良さは、たくさんあります。

わたしの場合は、その質感です。

本の装丁や使用している紙も様々。

文字の大きさも違います。

見開きがしやすかったり、紙の肌触りがとっても良かったり。

ページをめくる指の感触が好なんです(*^-^*)

これは電子書籍では楽しめないのです。

 

最近は、本屋さんにカフェが併設されているお店も多くさらに居心地よい空間になっています。

今回はそんな古書店カフェが舞台のお話です。

 

古書店カフェすみれ屋と悩める書店員

古書カフェすみれ屋と悩める書店員 (だいわ文庫)

古書カフェすみれ屋と悩める書店員 (だいわ文庫)

  • 作者:里見 蘭
  • 発売日: 2017/03/11
  • メディア: 文庫
 

 

元書店員のすみれは、同僚だった紙野くんと古書店カフェ「すみれ屋」を経営しています。

すみれは カフェ、紙野くんは古書店を営み独立採算制を取っています。

カフェはランチとディナータイムも営業していて、忙しいときは紙野くんもお手伝いしてお店はなかなかに繁盛しているようです。

常連のお客様の中には、悩みを相談する人も・・・。

 

「-よかったら、この本買っていただけませんか?」

 

こんなセリフ言われたら「押し売り??」と思うかもしれません。

でも、悩みを抱えてすみれ屋にやってきたお客様にとっては魔法の言葉なんです。

 

悩みを解決する手助けするために、紙野くんは本をお勧めします。

なんとも古書店の店長らしい発想ですね。

その本を読んで明確な答えがあるわけではなく、あくまでもヒントです。

解決しなくてはならないのはあくまでも自分自身なので

 

すみれは毎回、同じ本を買い求め自分なりの推理をします。

外れることもあれば、正解もあり。

文中にはしっかりヒント(その人の性格なども含めて)があるので、正解が出せるようフェアな書き方をされています。

一緒に推理してみるのも良いですし、そんな考え方もあるのだなぁと読んでいくのも楽しいです。

 

登場するカフェメニューも飯テロにふさわしいラインナップです。

アメリカ留学の経験をいかしたサンドイッチメニューはボリューム満点。

わたしも通いたいと思うくらいです。

なにより、仕事に対してのすみれの真摯な向き合い方は好感が持てます。

 

わたしも読む本は偏りがちなので、ここで出てくる様々なジャンルの本を知るのは良かったですし、次回に読みたい本のリストが増えました( *´艸`)

 

美味しそうなメニューがたくさん出てきたので、さっそく作ってみました。

ちょっと手間のかかるものが多かったので、自分の中で手軽に作れそうなものを選んでみました('ω')

 

メニューの一つは完全にネタバレになってしまうものなので、ご容赦ください。

内容を知りたくない方はここまでで読了ください。

すみません*1

 

フィリーズチーズサンドイッチとスロッピージョー

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フィリーズチーズサンドイッチは、薄切りの牛肉と玉ねぎを炒めてチーズと一緒にパンに挟んだもの。

食パンは使いません。 

 

今回は、どちらも同じパン生地で手作りしてみました。

バター・卵を入れないシンプルなパンです。

純粋に美味しい。

薄切り肉が噛み切りやすくて、ハンバーグよりもあっさり食べれます。

 

スロッピージョーは、ミートソースのハンバーガーって感じでしょうか。

 すみれがアメリカ留学していたからこそ、辿り着けたハンバーガーです。

わたしは、愛読しているアメリカご飯を紹介している方のブログで知っていたんですよね。

読んだときは、変わったハンバーガーだな・・・くらいの印象でした。

 

作り方はすみれのレシピの通りでブラウンシュガーを黒糖にしてみました。

そのブログでも、すみれの意見でもあまり人気がなかったんですよね。

確かにハンバーグのようなガツンとした食べ応えはないですが、バンズとミートソースが相性良くて家族にも好評でした。

おそらくわたしの作ったバンズが甘みが少なくて、やわらかくもちっとしていたからかもしれないです。

 

本と食べることが好きな方にお勧めな1冊です。

 

*1:+_+