漫画、大好きです。
あまりにも増えすぎてしまったので、いったん処分。
紙媒体で購入するものを少なくして今はほとんど電子書籍で読んでいます。
たまたま買った漫画におまけで試し読みがついていたもの。
その試し読みの数ページで、続きが読みたい!!となり購入に至りました。
煙と蜜 第一集
舞台は大正五年の名古屋です。
まだまだ和装の人が多い時代です。
この時代と現代では、貞操観念も倫理観も大分違いますね。
まだまだ女性の立場も弱いです。
主人公は12歳の姫子。
大邸宅に住んでいるので良家の令嬢であることが分かります。
祖父と母、女中さん(4人)と暮らしています。
姫子はもう人形みたいに愛くるしい見た目ですね。
大きなリボンに華やかな振袖。
性格も素直で、みんなの役に立ちたいとお手伝いも積極的です。
そんな姫子には許嫁がいます。
文治 30歳。
・・・・30歳。
( ゚Д゚)!!!
漫画の表紙を見てもお分かりのように、もはや犯罪レベル・・・。
18歳差も大人になれば、そこまで気にならなくなりますが。
姫子はまだ12歳。完全に子供です。
どうなるのこれ・・・*1と読む前は思うのです。
でも読み終わると文治が王子様に見えてしまうから不思議。
とにかく文治がジェントルマン。
優しいです。
姫子が転んでしまった傷の手当てをする所作もキレイです。
文治は青年将校で、階級は少佐になります。
姫子を決して子供扱いせず、自身の許嫁として接していて、言葉遣いも敬語です。
そんな文治にメロメロな姫子なのですが、恥じらう姿も可愛らしい( *´艸`)
一生懸命な姫子を優しく見守ってくれる文治や女中さんたちがほのぼのとしていて、ほんわかな気持ちになります。
プラトニックなことはもちろん、子供と大人の話でここまでキュンキュンさせられるのか!と本当に作者の長蔵ヒロコさんのストーリーの作り方に感動してしまいます。
ひたむきに文治を想う姫子と姫子を優しく包み込む文治の包容力が日常の些細な出来事さえも特別なものに変えてくれます。
わたしもあんな素敵な許嫁が欲しい!
姫子が羨ましい(>_<)と思ってしまいました。
姫子が成長して、この先文治との距離がどう縮まっていくのか・・・楽しみです。
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*1:+_+