★レビュー★尾道茶寮夜咄堂 

食べることが好きなせいで、最近は読む小説も飲食店が舞台になっているものばかり読んでいる気がします。

探してみるとですね(*'▽')

多いです、飲食店が舞台の小説。

特にカフェもの。

やはり人気ですものね、カフェ。

わたしもたまにカフェ巡りしますし。

 

今回の舞台は茶寮。

お抹茶です。

実際、日本茶専門にしたカフェもありますよね。

わたしの生活圏にはないのですが、いつか行ってみたいです!(^^)!

 

尾道茶寮夜咄堂

おすすめは、お抹茶セット5百円(つくも神付き)

 

父親亡き後、父の残した茶寮を売却するつもりだった大学生の千尋はそこで茶道具の付喪神に出会います。

織部焼のオリベ(おっさん)と棗のヌバタマ(美少女)、犬のロビン(メタボ)。

生活費・学費を稼ぐために茶寮を継ぐことを決めた千尋が独り立ちするまでの物語です。

 

付喪神を知らない方もいると思うのでざっくりと説明します。

道具は100年たつと神様が宿るといわれています。

それが「付喪神」です。

この物語は怪異の類ではありませんので、ここはあまり深く考えずに読み進めてしまって良いです。

それよりも「茶道」に対しては少しだけ知識を深めておくと、より楽しんで読むことができます。

とは言っても、小説のために一から勉強しろというわけではありません。

ここでおススメしたいのが森下典子さんのこの1冊。

 

 

茶道の指南書ではないのですが、茶道の奥深さが良く分かります。

茶室、所作、茶道具・・・すべてに意味があるのを、解説ではなく森下さんの稽古を通して知ることができます。

日日是好日は映画化もされていまして。

いろいろな方のエッセイに度々登場する本なので、ファンも多いと思います。

 

まずこちらを先に読んでおいて欲しい・・・。

お稽古での千尋の苦労や茶室でのお客様とのやり取りなどのシーンなど・・・より一層、物語の世界観が伝わってくきます(*´з`)

そして「日々是好日」は尾道茶寮夜咄堂のなかではキーワードになっています。

 

物語の舞台は広島県尾道市

食いしん坊なので尾道ラーメンが一番に頭に浮かんでしまいます。

冷凍食品で食べただけですが、美味しかった( *´艸`)

尾道ラーメンも登場します)

夜咄堂が実際にあったら、行ってみたいですね。

お庭もあるので、ゆったりと過ごせそうです。

しかも店員さん(千尋)和服なんですよ!

 

父親を慕って、お墓参りをかかさない千尋は素直な好青年です。

そんな千尋を暖かく見守る付喪神たちと、いつしか家族のような感情を持つようになっていきます。

言葉にすることを苦手としていた千尋が、きちんと自分で抱えているトラウマや気持ちを付喪神たちに吐露しているのを見ると「頑張ったね」と母のような気持になりました。

 

実は読む前から続編の存在も知っていました。

なので終盤のストーリーの流れに「あれれ?続編はどうなるの?」となりながら読んでいました。

このままなら消化不良になりそう・・・なところで、どんでん返しというよりは収まるところに収まった感じで終わります。

スカッと感よりも、ふわっと気持ち良い着地です。

 

 

★レビュー★古書店カフェすみれ屋と悩める書店員

皆さんは、本好きですか?

 

わたしは大好きです!

このブログを作っている時点で言わずもがな・・・(*´з`)ですけれども。

小さい頃から本はよく読んでいました。

そういう意味では、子供の頃に絵本を定期購入してくれていた親にも感謝ですね。

本が好きになったきっかけはそこからだったと思います。

 

一時期、電子書籍を読むことが多くなっていましたが、今は電子書籍は漫画が多くなりました。(予約購入して、発売日にダウンロードできる便利さ!)

電子書籍はかさばらないし、端末にたくさん保存してライブラリとして使える等々・・・便利な面もたくさんあります。

 

一方、紙の本は保管するのに場所を取られるし、持ち運ぶのも電子書籍ほどお手軽ではありません。

保管状態が悪ければ当然劣化もしちゃいます。

でも紙の本の良さは、たくさんあります。

わたしの場合は、その質感です。

本の装丁や使用している紙も様々。

文字の大きさも違います。

見開きがしやすかったり、紙の肌触りがとっても良かったり。

ページをめくる指の感触が好なんです(*^-^*)

これは電子書籍では楽しめないのです。

 

最近は、本屋さんにカフェが併設されているお店も多くさらに居心地よい空間になっています。

今回はそんな古書店カフェが舞台のお話です。

 

古書店カフェすみれ屋と悩める書店員

古書カフェすみれ屋と悩める書店員 (だいわ文庫)

古書カフェすみれ屋と悩める書店員 (だいわ文庫)

  • 作者:里見 蘭
  • 発売日: 2017/03/11
  • メディア: 文庫
 

 

元書店員のすみれは、同僚だった紙野くんと古書店カフェ「すみれ屋」を経営しています。

すみれは カフェ、紙野くんは古書店を営み独立採算制を取っています。

カフェはランチとディナータイムも営業していて、忙しいときは紙野くんもお手伝いしてお店はなかなかに繁盛しているようです。

常連のお客様の中には、悩みを相談する人も・・・。

 

「-よかったら、この本買っていただけませんか?」

 

こんなセリフ言われたら「押し売り??」と思うかもしれません。

でも、悩みを抱えてすみれ屋にやってきたお客様にとっては魔法の言葉なんです。

 

悩みを解決する手助けするために、紙野くんは本をお勧めします。

なんとも古書店の店長らしい発想ですね。

その本を読んで明確な答えがあるわけではなく、あくまでもヒントです。

解決しなくてはならないのはあくまでも自分自身なので

 

すみれは毎回、同じ本を買い求め自分なりの推理をします。

外れることもあれば、正解もあり。

文中にはしっかりヒント(その人の性格なども含めて)があるので、正解が出せるようフェアな書き方をされています。

一緒に推理してみるのも良いですし、そんな考え方もあるのだなぁと読んでいくのも楽しいです。

 

登場するカフェメニューも飯テロにふさわしいラインナップです。

アメリカ留学の経験をいかしたサンドイッチメニューはボリューム満点。

わたしも通いたいと思うくらいです。

なにより、仕事に対してのすみれの真摯な向き合い方は好感が持てます。

 

わたしも読む本は偏りがちなので、ここで出てくる様々なジャンルの本を知るのは良かったですし、次回に読みたい本のリストが増えました( *´艸`)

 

美味しそうなメニューがたくさん出てきたので、さっそく作ってみました。

ちょっと手間のかかるものが多かったので、自分の中で手軽に作れそうなものを選んでみました('ω')

 

メニューの一つは完全にネタバレになってしまうものなので、ご容赦ください。

内容を知りたくない方はここまでで読了ください。

すみません*1

 

フィリーズチーズサンドイッチとスロッピージョー

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フィリーズチーズサンドイッチは、薄切りの牛肉と玉ねぎを炒めてチーズと一緒にパンに挟んだもの。

食パンは使いません。 

 

今回は、どちらも同じパン生地で手作りしてみました。

バター・卵を入れないシンプルなパンです。

純粋に美味しい。

薄切り肉が噛み切りやすくて、ハンバーグよりもあっさり食べれます。

 

スロッピージョーは、ミートソースのハンバーガーって感じでしょうか。

 すみれがアメリカ留学していたからこそ、辿り着けたハンバーガーです。

わたしは、愛読しているアメリカご飯を紹介している方のブログで知っていたんですよね。

読んだときは、変わったハンバーガーだな・・・くらいの印象でした。

 

作り方はすみれのレシピの通りでブラウンシュガーを黒糖にしてみました。

そのブログでも、すみれの意見でもあまり人気がなかったんですよね。

確かにハンバーグのようなガツンとした食べ応えはないですが、バンズとミートソースが相性良くて家族にも好評でした。

おそらくわたしの作ったバンズが甘みが少なくて、やわらかくもちっとしていたからかもしれないです。

 

本と食べることが好きな方にお勧めな1冊です。

 

*1:+_+

★レビュー★労働2.0やりたいことして、食べていく

芸能人の方の著作は読んだことが全くなく、実はタイトルだけ見て手に取ってみたんです。

そのタイトルはストレートで、興味を惹かれました。

 

 労働2.0やりたいことして、食べていく

労働2.0 やりたいことして、食べていく

労働2.0 やりたいことして、食べていく

 

 オリエンタルラジオ中田敦彦さんが書いたビジネス書です。

もともと好きな芸人さんでした。

特に中田さんはテレビ番組でのプレゼンが素晴らしく、講師のお仕事にも向いているなと思っていました。

 

すきなことして、食べていく

世の中そんなに甘くないよという方もいると思います。

むしろそう言う方の方が多いでしょう。

 

本書では「働くとはなにか」を考え、「自分のやりたいこと」への思考をまとめどういう行動をしていくかを中田さんの実体験を交えて書かれています。

実体験なので決して机上の空論ではありませんし、全員が同じことをすれば良いわけでもありません。

こういう事がやりたいことへつながるよという思考力の参考書と捉えた方がいいのかなと思います。

 

実際に事業で成功している方の本を読んでいても、基本的な考え方は中田さんと同じだなと感じました。

 

本書の中で、中田さんはご家庭でのことも書かれています。

全体的に面白い内容なのですが、女性の立場(特に主婦の方)には興味深いところが奥様との話ですね。

 

中田さんは「いい夫やめます宣言」をしてネットでかなり批判されたようです。

この言葉だけ見ると、「家庭をかえりみない夫宣言」に感じますし、「宣戦布告」しているようで感じ悪いですよね。

でも実際は完璧アピールしません、って事なんです。

家事・育児の労働量を100だとします。

たまに手伝う、ここだけはやるという人の労働量ってどれくらいでしょう?

例えばゴミ出しだけやる。わたしからすると労働量は2くらいです。

 

でもやった本人は「家事やってます」となるんです。

残り98をやっている人にはもやもやしちゃいますよね。

 

中田さんは、仕事時間をセーブし(仕事単価を下げない工夫もしつつです)自宅にいる時間を延ばしました。

でも奥さんの負担は軽くならなかったそうです。

多分、極端な例ですがわたしが言った労働量の差なのだと思います。

中田さんのできる範囲でやっていてもそれは完璧じゃなく、それなのに世間では「イクメン」と言われることに奥様のもやもやが溜まってしまったんでしょうね。

 

そこで中田さんは、アウトソーシング(外部発注)を利用します。

家事代行とかベビーシッターですね。

これはとても画期的なやり方です。

わたしは忙しくてやれないなら、自分で抱える必要はないと常々思っています。

共働きで家事の時間が取れないなら、食事は宅配サービスを利用したり、機能性のある家電を使ったりする。

確かに割高になりますが、そこにこだわって結局クオリティが下がるなら割り切ってお金を出しちゃう方が良いと思っています。

借金してまで・・・は問題ありますが、それをしない範囲で家事の効率化を図るのはいいと思います。

特に専業主婦の方はお休みの日が明確でないので、自分の時間を作るためにもおすすめしたいですね(*´з`)

 

話は大分脱線してしまいましたが、中田さんはやりたいことを具体化させて実行にうつすまでのスピード感がすごいです。

思い立ったらすぐ行動するイメージがあります。

 

以前、相方の藤森さんが音楽ユニットを結成する時に中田さんが会議を開いた。とテレビで言っていました。

本書を読んでいて、ふっとそのことを思い出しました。

中田さんは常にマーケティングが頭にあるからこそなのだなぁと感じました。

 

ビジネス書ですが、とても読みやすい文体で気負わず楽しんで読み進めることができます。

起業を考えていなくても、働くとは何か?を考えるのはいいことです。

そういう意味でもおススメしたい1冊ですね。

 

 

★実際に作ってみた★CHOKOLATE BAKE 板チョコで作れるクッキー、マフィン、ケーキ

お菓子作りが大好き( *´艸`)

パン作りはとにかく「食べるため」で、お菓子作りは作っている過程や作り終わった後の達成感の方が強いですね。

スコーンや厚焼きのビスケット以外はほとんど家族に食べさせて自分はあまり食べなかったりします。

 

いつもは複雑な工程を踏まない焼き菓子、シフォンケーキを作ることが多いです。 

手の込んだもの(材料がたくさん使ったり、工程が多いもの)を作る時は、イベント時でしょうか。

 

わたしがバレンタイン用に探した1冊がこちらです。

CHOKOLATE BAKE

板チョコで作れるクッキー、マフィン、ケーキ

CHOCOLATE BAKE: 板チョコで作れるクッキー、マフィン、ケーキ
 

 

パン・お菓子研究家のムラヨシマサユキさんのレシピ本です。

板チョコにスポットを当てています。

 

本書のチョコレートの分量が板チョコ1枚とか2枚とかなので材料揃えるのが楽だしチョコレートが変に残ってしまうこともありません。

残っても食べちゃえばいいわけですが・・・(*´з`) 

 

わたしはお気に入りのチョコ以外は、あまり食べないんです。

↑ワガママ

 

今回は、クッキーとパウンドケーキを作ってみました。

 

アイスボックスクッキー

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アイスボックスクッキーと言えば、冷凍庫で冷やすイメージでした。

こちらは冷蔵です。

わたしは前日に作って冷蔵庫へ入れて翌日焼きました。

時間に余裕があれば、前日作成の方がスムーズかもしれないです。

 

板チョコを入れるためか、バター量も控えめでとっても作りやすいです。

サクサクの食感がもう素晴らしく、とても美味しかったです。

周りにグラニュー糖をまぶしている焼いているので、見た目もキレイに仕上がりました。

このクッキーはあっという間に売り切れです。

大量生産する時は、一回分の量でたくさん作る方がいいと思います。

 

ドロップクッキー
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 バターを使わない、スプーンですくって落として作るクッキー

グラノーラを使っているのでザクザクの食感も面白いです。

 

具はフルーツグラノーラとホワイトチョコでも美味しいと思います。

いろいろとアレンジができそうなレシピでした。

 

なにより混ぜてスプーンで落としてフォークで形成・・・と生地が扱いやすいのも魅力ですね。

型抜きクッキーも見た目が可愛らしくて良いですが、慣れないうちは生地がダレてきてうまくいかないこともあります。

最初はドロップクッキーなどからスタートすれば失敗しません。

 

ラムレーズンのケーキ
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個人的には、飾りのスライスアーモンドはいらなかったです・・・(-_-;)

しっかり生地に張り付いてくれなくて、バラバラ落ちちゃいました。

焼く前に押さえれば良かったんですね。

 

ラムレーズンが入った大人のチョコケーキ。

分量よりやや多めにラムレーズンを入れました。

チョコのしっとりした生地にレーズンがたっぷり!

美味しい。

チョコとレーズンの組み合わせが素晴らしいです。

 

ラム酒を追加して入れてみたかった・・・あまり冒険してもなと思い、レシピ通りに作ってみました。

普通のチョコケーキよりもレーズンが入ることによって、食感もフルーティさも加わって贅沢な感じになりましたね。

 

ムラヨシさんのお菓子は、作りやすい!の一言です。

写真付きなのはもちろんですが、材料の分量が作りやすくできているんですよね。

混ぜやすい、扱いやすい等々。

本書ではもっとたくさんのレシピがあります。

クッキー、パウンドケーキ、マフィン、ブラウニー。

基本のレシピとフルーツなどを入れたアレンジレシピで構成されています。

アレンジレシピは、他にはない組み合わせのものが多くて楽しいです。

これもムラヨシさんらしいです。

 

★レビュー★鎌倉ごちそう迷路 美味しいメニューが盛りだくさんです。

鎌倉。

修学旅行で大仏を見ただけで、全く未踏状態と言って良いです。

行きたいけれど、超人気の観光地。

なかなか行動に移せません。

 

そういう場合は、鎌倉を舞台にした本を読んで旅行気分に浸るのもいいですね。

 

鎌倉ごちそう迷路

鎌倉ごちそう迷路 (スターツ出版文庫)

鎌倉ごちそう迷路 (スターツ出版文庫)

 

会社をリストラされた主人公の潤香。

なんとなく目的を見失ったまま就職活動を始めてしまい、空回りしつづけ自己嫌悪に陥る日々。

たまたまピンチを救ってくれた「鎌倉」さんに連れられたカフェを通して主人公が、いろいろな出会いをしていく物語です。

 

大雑把に言いますと「自分探し」的なストーリーです。

主人公よりも、まわりのキャラクターのストーリーの方が読みごたえがあります。

最終的に着地点が見出せず、ふわふわ宙ぶらりんなまま終わってしまいました。

「鎌倉さんみたいな人になりたい」は分かりますが、強制お見合いの3年の猶予の中で見つける答えではないでしょう。結婚したって鎌倉さんのような人にはなれます。

確かにみんなは鎌倉さんの作ったご飯で幸せな気持ちにはなったのでしょうが、もっとアピールしないと・・・印象薄い。

正直、????な最後でした。

 

全体のストーリーは面白かったのに・・・。

それなら下手に自分探しなどさせずに、主人公がいろんな人に巻き込まれていく日常のみに焦点を当てれば良かったと思います。 

潤香のコミュニケーションの取り方がとても自然で、彼女の素直さが出ています。

十分に魅力的な主人公なだけに

もったいない。

の一言につきます。

 

それでも、潤香の鎌倉散歩や大仏カフェのご飯はとても美味しそうでした。

ちょこちょこっとレシピも載っているので再現してみました。

 

甘酒カレーf:id:meromerosoda:20200223221225j:image

 

主人公の潤香がカフェで食べたまかないご飯。

甘酒や味噌が入っていて優しい味の和風カレーです。

 

作り方には分量が載っていないので、初心者さんが作るにはハードルが高いかもしれません・・・。

でも美味しい。

甘酒は酒粕と米麴で作る2タイプがあります。

今回作ってみたのは酒粕タイプ。粕汁に近い感じで好きな味でした。

野菜は、なんでも合いますが個人的には里芋やレンコン、ゴボウなどとの相性が良いと思いました。

 

ひじきの和え物
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潤香が行く先々で鉢合わせした中年サラリーマンと一緒に食べた一品。

筍尽くしで茶系の料理の彩りとして出されました。

 

ひじき煮と野菜のバランスがちょっと違うかも・・・。

野菜が多くなってしまったので、サラダっぽくなりました。

オリーブオイルを少々プラスしてます。

 

野菜がたっぷりとれる上に、さっぱりしていて美味しかったです。

ひじき煮をアレンジすることはよくしていました。

生野菜との組み合わせは目からウロコ( ゚Д゚)でなかなか良かったです。

 

手羽元とこんにゃくの味噌煮
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レシピがしっかりと載っていました。

 

白みそと八丁味噌がなかったので、豆味噌にしょう油をプラスして作りました。

味を染み込ませるため、翌日に食べました。

 

美味しい!

味噌の種類で味わいも変わります。

今回は、近所で手作りしている味噌で麹の風味が強い味噌でした。

味噌の甘みと鶏肉、こんにゃくが絶妙に絡んでます。

次回は手羽先で作ってみたいですね(食べやすいし)

 

バナナと黒ゴマのシャーベット
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完熟の真っ黒なバナナを使うべきでしたが・・・待ちきれず。

はちみつを入れて甘みを追加しました。

シャーベット状なので、くちどけが良く黒ゴマの風味とバナナが良く合います。

コクがあるのにあっさりと優しい味わい。

砂糖を入れない分、身体にも良いです。

 

バナナが固かったのでツブツブ感がありますね。

好みは分かれると思います。

次回はミキサーで滑らかにしてみます。

 

なんとなくぼや~っと終わってしまったので、続編で潤香が前進している様を見たいですね・・・。

 

★レビュー★20年続くカフェづくりの本

田舎に住んでいますと「カフェ」ってなかなか出会えません。

ここ数年でようやく生活圏に何件かできたくらい。

 

スターバックスコーヒーやドトールコーヒーなどのチェーン店に至っては、車で1時間以上走らないと辿り着けません。

最近は、マクドナルドなどのファストフード店セブンイレブンなどのコンビニでも、美味しく手軽で美味しくコーヒーを飲めるようになりました。

 

でも・・・( ^ω^)

 

わたしの中でカフェというと

のんび~りできる癒しの空間なんですよね。

茨城のカフェの老舗と言えば「サザコーヒー」でしょうか。

本店はひたちなか市にあります。

ドリップコーヒーなどは近所のスーパーなどでも売られています。

県内とはいえ、なかなか気軽に行ける距離にないので、残念ながらまだ1度しか行ったことがないです。

 

店内の雰囲気も素敵で、とっても落ち着ける居心地の良いカフェです。

ケーキもカフェオレも美味しかった。

一緒に行った友人はコーヒーゼリーを食べました。

今まで食べてきた中で1番美味しかった( *´艸`)

また来ようね!と言いながらお店を出た記憶があります。

 

そんなサザコーヒーのお店の作り方、今までの軌跡をたどった本です。

 

20年続く人気カフェづくりの本

ー茨城・勝田の名店「サザコーヒー」に学ぶ

 

20年続く人気カフェづくりの本――茨城・勝田の名店「サザコーヒー」に学ぶ

20年続く人気カフェづくりの本――茨城・勝田の名店「サザコーヒー」に学ぶ

  • 作者:高井 尚之
  • 出版社/メーカー: プレジデント社
  • 発売日: 2018/04/26
  • メディア: Kindle
 

 

カフェを経営したいという方はもちろんですが、コーヒーが好きな方も読んで損はないです。

サザコーヒー自体は、本店以外に東京にも出店しています。

茨城県内は県央・県南にしか店舗がないのが残念です・・・(*´з`)

 

豆へのこだわり、お店のメニュー作り、コーヒー、フード、ドリンクの素材等のこだわりが綴られています。

店内やコーヒーやケーキなどの写真もふんだんに載っているので、見ていても楽しい作りになっています(*^-^*)

店内の写真を見て「ああ、この席に座った」と懐かしくなりました。

ケーキは本当に美味しいので、行く機会があればぜひ食べて欲しいです。

 

サザコーヒーは、コロンビアに自社農園もありまして実際に軌道に乗せるまで7年の歳月がかかったそうです。

7年も赤字って普通なら続けられないと思いますが、カフェの経営がうまくいっていたので乗り切れたのだとか。

さすがにカフェを作るという参考書な本ですので、余計な言葉をはさまず淡々とした文体です。でもついつい惹き込まれてしまいます。

そこはサザコーヒーが行っている他店との差別化だったり、こだわりにきちんと納得できる理由があるんです。

 

コーヒーを飲む人たちがとても増えたとはいえ、カフェを開業して継続していくのは簡単なことではありません。

本書でも、人気業種ながら他業種よりも廃業率が高い点が指摘されています。

そんな中で20年続いているサザコーヒー

こだわりを持ちつつも、消費者の嗜好の変化に合わせられる柔軟さもあります。

必ずしも自分のこだわり=消費者のニーズとならないので、バランスのとり方も大事なのかもしれません。

 

常連のお客との距離感もちょうどよく、初めてのお客が居心地が悪い思いをしなくて済むのもいいなと感じました。

実際にそういう体験を他のカフェでしたことがあるので、こういうスタンスでいてくれるのは利用側からするとありがたいのです。

 

サザコーヒーが人気があるのか、の理由がギュッと詰まっている1冊です。

 

 

 

シンプルで飽きの来ないパンレシピ「お店みたいなおうちパン」

パン作りに慣れてくると、いろいろな種類のパンを作ってみたくなります。

 

わたしの場合、菓子パン的なものよりもシンプルで飽きの来ないパンを作るのが好きです。毎日の食卓で食べれるパン作りが一番楽しい。

 

お店みたいなおうちパン (主婦の友αブックス)

お店みたいなおうちパン (主婦の友αブックス)

 

 

お店みたいなおうちパン

 

藤田千秋さんのパンレシピの本です。

 この1冊で、いろいろな種類のパンが焼けます。

基本のパン生地も作りやすく、写真付きなので迷いません。

 

また、パンの材料に関しても丁寧に説明されています。

粉を変えて作ってみたい時や材料によってどう違うかなどは知っていた方がいいので、嬉しい情報です。

 

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本来はバターを使わないバゲットも、バターを使って作りやすい分量になっています。

捏ね時間も目安の時間などが記載されているので、生地がこうなったら・・・のような感覚で作ることがないです。

 

たくさん作っていれば、感覚で「もういいかな」と思えますが、慣れないうちはそれも難しいですね。

 


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弾力があって、噛むとモチっとしています。

バターの量が控えめなので、バターの主張が少なく粉の味が楽しめると思います。

なにもつけずに食べていられます。

 

このパンは家族にも大人気で1日でなくなりました。

そのままで食べきりましたが、サンドイッチやオープンサンドなどにしても美味しく食べられるパンでした。

 


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こちらはベーグル。

ベーグルにもバターが入っています。

実際は、ベーグルもバターは入りません。

わたしはバターなしで作る方が好きなので、次回からは作らないレシピとなってしまいました・・・(-_-;)

 

この他にも、フォカッチャやカンパーニュなどの豊富なパンレシピが載っています。

実際に作ってみると、初心者さんにはやや難しい印象でした。

少しパン作りに慣れてきた頃の方が、スムーズに作れるのではないでしょうか。

そういう意味ではステップアップとしても良いレシピだと思います。